仕事終わらずの休日出勤。
毎年のこの時期はやはり忙しいですね。。。
阪神淡路大震災から30年。
高校時代に生放送でテレビで見た惨状は、なにかどこか遠くの出来事のようで。
実際に僕が『災害』と感じたのは
親戚が被災して、そしてその精神的なダメージを見た事がきっかけだった様な気がします。
若く
想像力も乏しかったな、と。
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ちょうどこの週末は共通一次のセンター試験。
学生の子たちが、それぞれ人生の岐路となる勝負どころに挑戦する日でもありますね。
昨今の「受験戦争懐疑論」
ぼくは熾烈な競争はあっていいんじゃないかな……と感じています。もちろん、この時期も子供たちの心を育む大切な時期であることも重々わかるのですが。
こうした
自分との戦いは『争い』ではなくて『競い』
自分自身を高めて『人と競う事』を学ばずに育った人間は、いずれ大人になって他者と競走した時にズルすることを選択してしまうんじゃないのかな、と。
負けてもいい。正々堂々と頑張ったのなら。
僕はそう言ってあげられる大人でありたいなと思います。
ここから始まる長い受験戦争。そこに挑戦する、すべての学生の子達の良縁を願ってます。きっとこの国の未来は、今の世代にかかっているのだから。
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医療福祉に関わる仕事をして20年。
医療従事者ならだれもが時に感じるであろう「無力感」
僕らに出来ることは常々「よりそう」ことしかないじゃないかな…と感じます。
子どもたちの
療育も
教育も
栄養も
運動も
そして僕らの作る補装具も
すべて先ずは寄り添ってこそ。
(自分は治療家だヒーローだ人を救うとか言ってる人が嫌いな理由はこれかな笑)
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今では震災のニュースはスマホでだれもが簡単に見ることができる時代。
僕らの年代ではなくて
今の多感な子供たちの世代だからこそ
沢山競争して
そして沢山負けて
それで人の痛みが分かる、「よりそえる」そんな大人になっていってほしい。
そういう社会に
せめて自分の周りだけでもしていけたらな。
そんな事を考えながら、ひたすらミシンを踏んだ一日。
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